メルセデス×イングリット
MAX支援 B
C
・・・もう夜か。
よし、今日はこれくらいにしようかしら。
訓練お疲れ様、イングリット。
良かったら、これで汗を拭いて。
! メルセデス、いつからそこに・・・。
あ、その・・・・ありがとうございます。
そうだったのですね・・・すみません。
集中していて、まるで気づきませんでした。
しかし、どうしたのです、メルセデス。
私など眺めても、楽しいことなど・・・
あら、そんなことはないわ。あなたの訓練の様子に、
つい見とれてしまったのよ~。
かっこよくて、憧れちゃうな~って。
私、体を動かすの得意じゃないから。
憧れ・・・・い、いえ、
この程度、たいしたものではありません。
まあ、私に?
それは嬉しいわね~。 どうして?
その、ですね・・・メルセデスはとても
可愛いというか、女性らしいというか・・・
この布切れ一つでさえ、
良い香りがするなんて、すごい・・・・。
あら~、その香水、お気に入りなの。
あなたも気に入ってくれたのなら嬉しいわ。
布に香水をかけるという発想がある時点で、
違う世界の女性に見えます・・・。
そうだ、その時にはお茶でも飲みながら、
いろいろとお喋りしましょ?
ええ、もちろん。
是非、お邪魔させてください。
ふふっ・・・・しかし友人と茶会など、
私には縁がないと思っていました。
あらあら~。 じゃあ、これからは
暇を見て開くことにしましょうか。
いいのよ~。縁がないなんて言っていたら、
いつまでも縁遠いままでしょう?
・・・そうですね。
ふふ、では、お言葉に甘えるとしましょう。
メルセデス×イングリット 支援会話『C』
B
遅れてすみません、メルセデス。
雑務の処理に手間取ってしまいました。
あら、そうかしこまらなくていいのよ~。
ほら、座って座って。
もう何度もお茶会を開いているのに、
イングリットったら全然慣れないんだから。
それでメルセデス、
今日の茶会の話題は何でしょうか?
あのね、実はちょっとだけ、
悩みと言うか、愚痴を聞いてほしくて~。
愚痴・・・? 珍しいですね。
私で良ければ、何でも力になりましょう。
いつも美味しいお茶やお菓子で、
もてなしてもらってる恩がありますから。
・・・結婚、ですか。
ええ。この間、養父から手紙が来てね、
大貴族との縁談がある、って~。
その縁談、受けるつもりなのですか?
・・・でも私、本当はね、困ってる人たちを
助けられるような仕事をしたいの。
相手にもよるけれど、貴族の家に嫁いだら
そういうことも難しくなりそうで~・・・。
・・・なるほど。それで、あなたの養父を
黙らせる策を考えよう、ということですね!
そ、そのような話ではなかったのですか?
絶縁や出奔といった対策を練るのかと・・・・
・・・ふ、ふふふっ!
そこまで物騒なことはしなくていいのよ。
ごめんなさい、本当にただ、
愚痴を聞いてほしかっただけで。
! そうだったのですね・・・。
何だか他人事には思えなくて、つい熱く・・・・
・・・私の父も、家の存続のためにと、
何度となく私に縁談を持ってきましたから。
その許嫁の方とは・・・・
・・・もし生きていたら、結婚した?
さあ・・・どうでしょうね。
私にも、まるで想像がつきません。
ですが、彼に憧れていたのは確かです。
王に仕えると騎士という、誇り高い在り方に。
私は今でもずっと、彼のような騎士になりたいと思っています。
父が、何と言おうとも。
・・・・そうだったの。
・・・ふふっ、なんだ~。
私たち、おんなじ悩みを抱えていたのね。
そうですね。性格も、趣味も特技も
目指すものさえも、まったく違うのに。
ええ、本当にそう。だけど、
こうして一緒にお茶を飲んでいるうち・・・・
私たちの歩んできた人生の違いなんて、
些細なことだって思えてこない~?
あ、そうだ。ねえ、イングリット。
私、あなたのことをもっともっと知りたい。
聞かせて。子供の頃の話、好きな本や
好きなお菓子の話、それから・・・
ふふ、もちろんです。メルセデスが相手なら
何でも気兼ねなく話せますからね。
メルセデス×イングリット 支援会話『B』